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5.3 組織の役割、責任及び権限

項目内容
改訂日2024.04.01
適用範囲全社
箇条番号5.3
分類リーダーシップ

トップマネジメントは、情報セキュリティに関連する役割に対して、責任及び権限が割り当てられ、組織内に伝達されることを確実にしなければならない。

トップマネジメントは、次の事項に対して、責任及び権限を割り当てなければならない。

  • a) ISMSが、この規格の要求事項に適合することを確実にする。
  • b) ISMSのパフォーマンスをトップマネジメントに報告する。

情報セキュリティに関する役割、責任及び権限を明確にし、組織全体でISMSを効果的に運用するため。

当社では、1. 組織的対策において、情報セキュリティに関連する役割、責任及び権限を定義し、組織内に伝達している。

flowchart TB
    subgraph トップマネジメント
        CEO[代表取締役<br/>情報セキュリティ責任者]
    end

    subgraph 管理層
        CTO[CTO<br/>情報セキュリティ部門責任者<br/>インシデント対応責任者<br/>システム管理者]
        ADMIN[管理部責任者<br/>教育責任者<br/>監査・点検責任者]
        SALES[営業部責任者<br/>個人情報苦情・相談窓口]
    end

    subgraph 実務担当
        STAFF[管理部担当者<br/>情報セキュリティ共有者]
    end

    CEO --> CTO
    CEO --> ADMIN
    CEO --> SALES
    ADMIN --> STAFF
役職名役割・責任担当者
情報セキュリティ責任者情報セキュリティに関する方針の決定および全体の最終責任を負う代表取締役
情報セキュリティ部門責任者各業務における情報セキュリティ対策の運用管理および実施責任を負うCTO
システム管理者情報システムに対する技術的セキュリティ対策の設計・導入・運用CTO(兼務)
インシデント対応責任者インシデント発生時の影響評価、対応方針の決定および対応の指揮CTO
個人情報保護管理者個人情報保護法および関連法令の遵守責任代表取締役
個人情報苦情・相談窓口個人情報に関する苦情・相談の一次対応および社内連携営業部責任者
教育責任者情報セキュリティ教育の企画・実施・記録管理管理部責任者(または代表取締役)
情報セキュリティ共有者情報セキュリティに関する適時の情報共有管理部担当者
監査・点検責任者情報セキュリティ関連規程および運用状況の点検・評価管理部責任者(または代表取締役)

詳細は1. 組織的対策を参照。

ISMSがJIS Q 27001:2023の要求事項に適合することを確実にする責任は、以下のとおり割り当てられている。

責任担当者具体的な活動
全体統括情報セキュリティ責任者(代表取締役)方針承認、資源配分、最終意思決定
運用管理情報セキュリティ部門責任者(CTO)技術的対策の実施、日常運用の監督
監査・点検監査・点検責任者(管理部責任者)年1回の内部監査、規程遵守状況の確認

ISMSのパフォーマンスをトップマネジメントに報告する責任は、以下のとおり割り当てられている。

報告内容報告者報告先頻度
内部監査結果監査・点検責任者情報セキュリティ責任者年1回(8月)
インシデント対応状況インシデント対応責任者情報セキュリティ責任者発生時、および年1回
リスクアセスメント結果情報セキュリティ委員会情報セキュリティ責任者年1回
教育実施状況教育責任者情報セキュリティ責任者年1回

マネジメントレビューは年1回(8月)に実施し、内部監査と同日に行う。詳細は1. 組織的対策を参照。

役割、責任及び権限は、以下の方法で組織内に伝達されている。

  • 1. 組織的対策での文書化
  • ISMS文書管理システムでの公開
  • 入社時の情報セキュリティ教育での説明
  • 役割変更時の個別通知

当社は少人数体制のため、一部の役割は兼務となっている。兼務による利益相反を防ぐため、以下の点に留意している。

  • 内部監査は、運用当事者以外の者が担当(独立性の確保)
  • 重大な意思決定は代表取締役が最終判断
  • インシデント対応は迅速性を重視しCTOが担当、経営判断を要する場合は代表取締役が判断
証跡内容保管場所
組織的対策規程役割・責任の定義ISMS文書管理システム
組織図組織体制の図示ISMS文書管理システム
任命記録各役割への任命人事記録
マネジメントレビュー議事録パフォーマンス報告の記録Google Drive